2007年05月12日

そんな、天城漂馬じゃないんだから

 【霧舎巧傑作短編集/霧舎巧】を読んだ。




 【手首を持ち歩く男】
 もう一度読むとまったく意味が違って見える、というのをよっぽど味わわせたかったのか強制的に二度読ませている。まあ、それもむべなるかな。
 別バージョンも読んでみたい(絶対にそっちのほうが面白い)。

 【紫陽花物語】
 霧舎巧なら最後にもうひとつ、なんか作れるはず。落とし方にちょっと張りがない気がした。由井パートなのに由井いいとこなしだし。

 【動物園の密室】
 パロディでありながらこーゆーことを考えて、さりげなーく仕組むあたりさすがは霧舎!(バレバレだがなッ) 裏ドラも面白かったし、良かった。

 【まだらの紐、再び】
 まさに傑作。こんな、変態探偵S・Hの二番煎じみたいなタイトルをつけたのが惜しいとさえ思える。警察が戯画的であることはこのタイトルに救われているから、安易に変えることもできなさそうだけれど。
 でも、森くん活躍してない。

 【月の光の輝く夜に】
 ジョーがなぜかカッコいいよ。いや、カッコ悪いよ。チョーゼツ、カッコ悪いよ。何やってんだよ。ヤケ酒なんてしてんじゃねーよ。君に悲劇は似合わないよ。

 【クリスマスの約束】
 最後の最後にすべての話を纏め上げているように見えて、全体のレベルを下げている一編。そのラストは「ちょっとちょっとちょっと」。



 一番かわいそうなのは、鳴海。
posted by clown-crown at 02:18| パリ ☁| Comment(2) | TrackBack(1) | グチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。同じ本の感想記事を
トラックバックさせていただきました。
この記事にトラックバックいただけたらうれしいです。
お気軽にどうぞ。
Posted by 藍色 at 2009年10月29日 18:11
 こんにちは。
 トラックバックを求めるのなら、リンクを張ったほうが早いと思いますよ。お気軽にどうぞ。
Posted by clown-crown(仮) at 2009年10月30日 03:00
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