2006年12月04日

第二話 判断文による擬似繰り返し文

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 もし、ここにラーラがいたら。
 この花の中を飛び跳ねながら舞い踊っているだろう。

 もし、ここにラーラがいたら。
 私はラーラを抱きしめて決して離さないだろう。

 もし、ここにラーラはいたら。
 それを思うと私はナイフで自分の心臓を抉り出したくなる。

 もし、ここにラーラがいたら。
 その小さな身体をめいっぱいにのばして、ぴょんぴょんと駆け巡る。
 ここにある、どの花よりもきれいな笑顔を咲かせながら。
 自由に走り回っていながら、花を踏むことはない。
 遊び疲れたころ、私の元に駆け寄ってきて、キスをする。



 自分の唇に触れてみる。
 カサカサとささくれている。

 もし、ここにラーラがいたら……。

posted by clown-crown at 00:43| パリ ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 石盤(タブレット) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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